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DMonkey解説

目次

DMonkeyとは

DMonkeyはWindowsアプリケーション開発環境Delphi用のスクリプトエンジンコンポーネントです。簡単に自分のアプリケーションにスクリプト機能を組み込むことが出来ます。
言語仕様はJavaScriptに似ていて馴染みやすく、様々な拡張オブジェクトにより強力な機能が利用できます。

配布サイト:ProjectDMonkey

DMonkeyの機能

DMonkeyには実に多彩な機能があります。
HTTP,FTP,POP3,SMTPなどのプロトコルを使ったインターネットへのアクセス、TCPSocketによるその他のプロトコルでのアクセス、WSHなどで使われるActiveXObjectの利用、GUIを生成するVCLオブジェクト群、外部DLLの関数を呼び出すDynaCall。
これらを駆使すれば、非常に高度な機能を比較的容易に実現することが出来ます。

書き方を学ぶには

まず、言語仕様はJavaScriptなどとよく似ているので、JavaScriptの解説サイトを参考にしましょう。
WSHのドキュメント(http://www.microsoft.com/japan/msdn/scripting/default.asp よりダウンロード可能)のJScriptの言語仕様がお勧めです。WSHのドキュメントはWSH関連のオブジェクトのリファレンスとしても使いますので、ぜひ持っておきましょう。
「Windows スクリプト テクノロジ」→「JScript」→「ランゲージリファレンス」以下の「演算子」と「ステートメント」の部分を一通り読むといいです。

DMonkeyのヘルプも用意しておきましょう。DMonkeyの固有オブジェクトで利用できる機能を調べることが出来ます。
DMonkeyのヘルプはProjectDMonkeyで入手できます。また、VxEditorオブジェクトのリファレンス(http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/4672/dmsvx030b4.zip)もインポートしておくと便利です。
DMonkeyの機能のサンプルはProjectDMonkeyのソースコードのアーカイブに入っています。これも参考になります。

スクリプトホストの関連付けの仕方

拡張子「.dms」のファイルはDMonkeyScriptHostに関連付けてしまうと便利です。
ここでは、DMonkeyのスクリプトファイルをWSHのスクリプトなどと同じようにダブルクリックで実行したり「script.dms arg1 arg2」のように引数を渡したり出来るように関連付ける方法を解説します。

まず、コントロールパネルなどから「フォルダオプション」を開きます フォルダオプション
そこで「新規」ボタンを押して「新しい拡張子の作成」ウィンドウを開き、「dms」を登録します。 新しい拡張子の作成
リストにDMSファイルが追加されたら、「詳細設定」ボタンを押して「ファイルの種類の編集」ウィンドウに進みます。 フォルダオプション
ここでファイルタイプ名に「DMonkey」などと入力し、「アイコンの変更」を押します。 ファイルの種類の編集
「アイコンの変更」ウィンドウでは、入力欄にファイル名を入力し決定すると、そのファイルに含まれるアイコンの一覧が表示されるので、好きなアイコンを選んで「OK」を押します。
お勧めは「wscript.exe」に含まれるアイコンです。 アイコンの変更
アイコンを決定したら、「ファイルの種類の編集」ウィンドウの「新規」ボタンを押し「新しいアクション」ウィンドウに進みます。
アクション名「open」、「アクションを実行するアプリケーション」「dmscript.exe "%1" %*」(「dmscript.exe」の部分をDMonkeyScriptHostのdmscript.exeのパスにします)のように設定してください。
「"%1" %*」の部分が、スクリプトに渡された引数を実行ファイルに渡すための部分です。 新しいアクション
アクションの登録が済んだら、「フォルダオプション」まで戻って再度「新規」を押します。
拡張子「dmc」とし、「関連付けられているファイルの種類」で先ほど設定したファイルタイプ名(例では「DMonkey」)を選択します。(リストにフォーカスをあわせて、キーボードで「dmonkey」と入力すれば、リストから探さなくても選択できます)
これでコンパイル済みDMonkeyスクリプトファイルも関連付けられます。 新しい拡張子の作成

VxEditorの組み込みスクリプト

VxEditorにはDMonkeyのスクリプトエンジンが内蔵されています。
VxEditorではDMonkey固有の機能のほか、EditorオブジェクトとWindowオブジェクトが利用できます。
Editorオブジェクトでは、エディタのテキストにアクセスしたり、エディタのコマンドを実行したり出来ます。
Windowオブジェクトでは、ファイルを開いたりウィンドウを管理・操作したり出来ます。
スクリプトはツールとして登録して実行します
ファイル読み込み時などに自動実行させることも出来、ファイルを開くのをキャンセルしたりも出来ます。
(裏技を使えば)ほとんどのキー操作にスクリプトを割り当てることが可能です。 ツールの自動実行の設定


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